春は名のみの風の寒さを実感する日々ですが、静岡の地にも雪が降って参りました。2月の定例会では1月での物損事故が多く発生していることを周知致しました。人は誰もが環境に慣れていく生き物です。会社に初めて出社した日、誰もが緊張の面持ちでいたかと思います。けれど2日、3日…と経過すると緊張の糸はほぐれてきます。慣れれば人間は何でも出来るなんて言いますが、慣れというものは怖いともよく言われています。作業を繰り返していくことで行動のムダが省かれ効率的に行動が出来るようになることが慣れのメリットならデメリットとは思考の停止かと思います。意識しなくても行動できる反面、それは何も考えていないということになりかねません。…慣れは怖いのです。思考停止に陥らないためにも新しい刺激を受けることが必要かと思います。新しい刺激とは自ら取りに行くものです。日々行われる繰り返しの作業を当たり前とせず、より良い安全を考え迅速な対応を心掛け表現出来るからこそプロなんです。…我々とび職人は安全をつくりあげるプロとして日々の作業に更なる進化、新たなる発見を見出していきたいと考え、歩いていきます。

もう1つ言い訳についてです。何かミスをした時、言い訳で誤魔化す人がいます。言い訳が出る行為は責任から逃れたい行動の表れです。自分は悪くないと環境のせいにしたり、何か別の理由を探したり…自分の保身に走ります。表面上では謝っていても心の中では言い訳をし責任逃れしているでしょう。大事な事は自分の過ちを素直に認め、過ちを繰り返さないこと、なぜ悪い結果に繋がったのか？どうすれば悪い結果を出さずに済んだのか？考え答えを見つけていくことです。…また、俺もいつかは出来るようになる！なんて思ってるだけではダメなんです。様々な業界で活躍されている人たちも下積み時代はあったんです。下積みだけをやっていても出来るようにはなりません。自ら行動し挑戦していくことで人は成長できます。現在のスキルに慢心せず進化し続けていけるように…仲間と共に安全をつくっていきます！！